ほのぼの

787: 名無しさん@おーぷん 2016/07/22(金)15:19:38 ID:I9Q
何年か前の夕方、地方の特急列車に乗った
始発駅だったので早めに席について発車時刻を待っていた
発車5分前くらいの頃、隣の席に70代後半くらいのおばあちゃんが乗ってきた

その瞬間おばあちゃんがいきなり「あー!」と叫んだ
びっくりしておばあちゃんを見ると、おばあちゃんが俺に
「ビール!ビール買うの忘れたのよ!あなた買ってきてくれない?はい、お金!2本ね!」

乗っている列車は地方と地方を結ぶローカル特急なので車内販売がない
あまりにもおばあちゃんの顔が必死なのでつい引き受けてしまった
だがもう発車まで3分もない
売店までダッシュして缶ビール2本買ってきておばあちゃんに渡した

    

623: 名無しさん@おーぷん 2016/06/02(木)20:52:43 ID:bdW
母方の祖父の話
祖父は孫の私たちはもちろん実の子である母や伯父ですら笑った顔を見たことがないらしく、祖母に対しても「おい」とか「これ」とかしか言わない気むずかしい人だった。
そんな祖父がある日認知症を発症し、祖母と伯父嫁では介護しきれなくなり施設に入ることとなった。

祖父が施設に入ってしばらくしたある日、伯父嫁から電話がかかってきた。なんでも祖父に面会に行った際介護員の方から
・「ちぃちゃんはどこだ。ちぃちゃんが居ないと眠れない。」と言ってすすり泣く
・ちぃちゃんとは誰か尋ねると妻だと答える
・「ちぃちゃんは旅行に行っていて明日帰ってくる」と答えると寝る
と上記の話をされ、最後に「仲のいいご夫婦だったんですね」と言われたそうだ。
伯父嫁はその時は笑って過ごしたようだけど、内心パニックだったらしい。それもそのはずで祖母は「ちぃちゃん」とあだ名がつくような名前ではない。
昔の愛人の名前かと思ったが、さすがに祖母に聞くわけにもいかず伯父に聞いても「わからない」と首をかしげるだけ。それで念の為と母に電話したらしい。

316: 名無しさん@おーぷん 2016/12/19(月)09:50:19 ID:RtV
いい意味で衝撃的だった体験。

同居嫁なんだが、結婚した頃義妹がまだ未婚で家に居た。
この義妹が本格派のおデブさん(信江勇似)で、どうも私のことを気に入らないらしく
必要最低限しか話しかけてこないし、こちらが話題を振ってもスルーされることもしばしば。
でもまぁ、いずれ出て行くんだろうしと思って気にしないようにしてた。
ある日、もともと腰痛持ちだった義妹が痛みで動けなくなって
生憎その日は義父母は法事で遠方に泊まりで行って留守だったし、夫は出張で私と義妹しかいなかった。
会社に休むって連絡してるのが聞こえて大丈夫かなぁと思ってたら
廊下で壁にもたれた状態で動けなくなっていた。(その状態が一番楽らしい)
嫌いな小姑でも放っておくわけにもいかなくて、病院行こう!って言ったら黙って頷いた。
それで手を貸しながら少しずつ移動して車にのせて病院に連れて行った。
病院では車椅子を借りて、あとは看護師さんに任せたけど。
痛み止めを打ってもらってお薬貰って帰ってきてヤレヤレ・・・と思っていたら
義妹が何か言いたげに私を見てる。「何?」って聞いても黙ってて、でも何か言いたげ。

446: 名無しさん@おーぷん 2017/08/13(日)11:24:00 ID:xdS
新婚の時、お昼にやきそばをリクエストされてホットプレートで作っていたら
旦那が冷えた牛乳をグラスに2つ、私の分も用意してくれた。
その時は「牛乳飲みたかったのかな」と気にせず自分の分を飲んだ。
数ヶ月後、またお昼がやきそばの時
旦那が牛乳を注いでくれようとしていたので
「私の分は烏龍茶でお願い~」と頼んだらすごくびっくりされた。
旦那の実家では「やきそばには牛乳」と100%決まっていたらしい。
理由はわからないけど子供の時からずっとそうだから、そういうもんと思っていたらしい。
食べてる最中ずっと腑に落ちない顔をしていたので
「烏龍茶も試してみなよ」と
小さいコップに注いであげたら
おそるおそるという感じで飲んでから
「!」という顔になっていた。
「やきそばの脂っこい後口が烏龍茶で中和されて口の中がサッパリ」
と食べレポのようなことを言っていた。
別に烏龍茶を初めて飲むわけじゃないのに、やきそばに合わせる発想がなかったらしい。
その日から旦那もやきそばに烏龍茶を飲むようになった。

昨日のお昼、久々にやきそばにした。
烏龍茶を用意しようとしている旦那にそ…っと冷えたビールを差し出してみたら
無言で「いいの?いいの?」
みたいな顔をして受けとり
やきそばを三口ほど食べてからビールを飲んで、
やっぱり無言で両手をあげてコロンビアのポーズをしていた。
旦那かわいい。

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