どうも横の女性（以下A）が画面をちらちらのぞき込んでるようだった。
興味があるのかなと、さほど気にせずプレイを続行。
ある程度進んだので満足し、電源を切ってケースにしまい、そのまま目の前の
テレビを見てしばらくすると、私の腕がなぜか勝手にぐっと持ち上がった。
急のことに驚きつつ横を見ると、Aが私のPSPをつかんで持ちあげてた。

どうやらいつものくせでストラップの輪に腕を差し込んだままだったので、
PSPを引っ張られたことで私の腕まで上がったみたいだった。
状況が飲み込めないまま「あの、何か……」と言いかけた私にAは「泥棒！」と。
まさにポカーン。訳がわからなくてそのまま何も言えずにいるとさらに
「離しなさいよ！」「私のでしょ」「返して！」などなど。
なんかもう意味がわからない。

さすがの状況に、受付からお姉さん方が駆けつけてくれた。
そしてお姉さんたちに「コイツ（私）泥棒だから捕まえろ」と言い出すA。
ここでようやく「なんかわけわからんけど、このままだとまずい」と我に返り
「違います、コレは正真正銘私のものです」とだけやっと言えた。
それに横にいたお婆ちゃんが、「その子がさっきからそれで遊んでたよ」と援護してくれたが
「部外者は黙ってて。年寄りにゲームのことなんてわからないでしょ！」と叫ぶ叫ぶ。
しまいには「今なら示談にしてあげる。だからさっさとゲーム寄越せ」と言いつのるし。

なんかもう何言っても通用しない感じだし、お姉さんたちも扱いに困って困惑気味。
別の受付の人が「持ち主だったら今入ってるカセットとかわかるよね」と提案。
それに体験版のタイトルを我先にと答え勝ち誇った顔をするAにあー、横から見てたから
わかったのかと苦笑い。
でも実は先に答えてくれてありがたかった。
すぱっと「違います」っていうと「はぁ？」というA。
体験版はダウンロードのしたもので「データ」しかないので、
ちゃんとしたカセットの形でPSPの中に入ってるのは実は全く別のゲームだった。

これで諦めるかなと思ったけれど「ちょっと間違えただけよ！もっとそれが
あんたのだっていう証拠はあるの？」とまだ吠える。
せっかく楽しい気持ちだったのにと半分苛々してきたときに、
確かな証拠かと言われると微妙だが、一つだけそれっぽいものがあることを思い出した。
実は体験版のゲーム、『本名プレイ推奨』とされるもの。
本番はどうしようか悩んでたんだけど、体験版だからと思い切って実名で入力してた私。

受付の人に頼んで（幸いなことに多少ゲーム機の扱い方が分かる方だったので）、
そのゲームを起動してもらいました。
起動直後に出る私の氏名ｗ　ちょっと羞恥プレイ。
免許証出して「はい、確かに私の名前ですよね」と言うとぶるぶる震えだした。
泣いちゃうかな、それとも謝ってくれるかなと淡い期待を抱いていたら
「あんたみたいな気楽な学生が、そんなの持ってるのおかしい！
うちの子は小学生なんだから、小さい子に譲りなさいよ！」と噴火。

泥ママかー！！　と思った瞬間なんかたがが外れたらしい。
「え、盗品渡す気なんですか。どう考えてもおかしい、ってかすごい可哀想、頭が」
と素で返してしまった。
あまりにぼろっと言ってしまったせいか周りにいた数人がふいた。

そのあと真っ赤になって逃げるようにAは去っていった。
よくわからんけど、ちょうどお金払い終わって帰り際に私のゲームを拝借して
帰る気だったみたい。
受付のお姉さんにはすごく同情された。
初めての人だからもう来ないといいんだけどとため息をついてたお姉さんに私も同情。
唯一良かったのは、母親の検査診察が終わってロビーに帰ってくるまでに片が付いたこと。
あとはあれだ。こちとら社会人だ、てめえで稼いだ金でゲーム買って何が悪い。
それだけ言うの忘れたや。

>>894
乙。
その泥ママＡの子には、まさにゲームタイトルの様に逞しく育ってほしい。
決してＡのようにならない事を祈る。

カエルの子はカエル

>>ID:CI46j4uv
乙。


ゲーム機って小さいのに高価だから
泥の格好の的だよね。
先日不本意ながら外で使った時は
壁と柱を背にして人の往来を
キョドりながら気にして凄く落ち着かなかった。
仮に泥されてもシリアル控えてるから
泥に気付きさえすれば勝てるだろうけど怖い。

俺屍って小学生がするようなゲームかね…まあ泥ママには関係ないか
しかしストラップ持ってなきゃ気づかず盗られてたってこと？
持っててよかったね、ほんと怖いなー

体験版チラ見でわかるってことは、それを知ってるってことだし、
本人がやりたいだけじゃないの？
ＰＳＰ本体が欲しいのかもね。
本体持ってりゃ俺屍がＵＭＤの形ではまだ出てないことくらいわかるし。